【お米は悪者ではない!!】

「ダイエット中だからお米は絶対食べないんです!!」
カウンセリングをしているとこのような方に出会います。
確かに、お米は炭水化物なので摂りすぎたら太る原因ともなりますが、「だからご飯は食べない」というのは正しいものでは有りません。
今日はその誤解を解くためお話します。

まず炭水化物についてです。
世界中で主食となっている穀類に含まれる栄養のほとんどは炭水化物で、これは体内でブドウ糖に変わり、私達が日々活動するためのエネルギー源となります。
また、脳が働くときのエネルギーもブドウ糖から作られますから、働いたり勉強したりするには炭水化物は大切です。

ところがある時期、日本人に高血圧や脳出血、胃ガンが多いのは、お米を主食にしているからなどと言うとんでもない話が出てきたのです。
確かに、かつても日本人は、漬けものと味噌汁などの塩辛いおかずでご飯を食べ、おなかを満たしていました。
これは明らかに塩分の取りすぎでした。
その一方で肉や魚などのおかずはあまり食べなかったので、タンパク質や脂肪は不足していたのです。
今では常識ですが、塩分の摂りすぎは高血圧や胃ガンの原因になり、タンパク質や脂肪の不足は血管をもろくする事につながっていたのです。
これが、かつての日本人の食事の欠点でした。
つまり、お米が悪いわけではなく、塩分の摂りすぎとタンパク質や脂肪の不足に、問題があったのです。

ですが、お米は誤解から悪者扱いされ一時期「ご飯よりも、おかずをちゃんと食べなさい」と言われていました。
しかし、それが日本人の生活習慣病を増やす一因となったのです。
それと同時に欧米型のおかずが一般的になり肉類や乳製品をどっさり食べ、動物性脂肪を摂りすぎたために、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞で倒れる人が増えるという結果をも生みだしたのです。

ダイエットの情報誌などにも、「痩せるためにはお米やパンなどの穀類を減らさなくてはいけない」という話を時々見かけます。
先ほどお話したように、お米やパンを沢山食べればそれは肥満の原因になります。
しかし、太りすぎてしまった人たちの食生活をみると炭水化物の取りすぎというより砂糖や油ものの摂りすぎという傾向がみられます。
砂糖がたくさん入っているケーキやクッキー、ジュース、油を使ったスナック菓子を間食として毎日食べ、さらに食事では肉の脂身や揚げ物などをどっさり食べてる・・・・
中にはから揚げにマヨネーズをたっぷりかけるのが好き♪という方も。
確かに美味しいので気持は分かりますがどこからどうみてもカロリーの摂りすぎです。

肥満を防ぐには、お米など主食をきちんと食べ良質のタンパク質とビタミンたっぷりの野菜ミネラルを含んだ海藻類をおかずとしてバランスよくよく噛んで食べなさいと指導されます。
主食は腹もちがいいので、間食をあまり食べずにすむのです。

今現在、日本は世界一の長寿国になりました。
なぜそうなったのかを、世界各国の専門家が調査研究した結果、その理由がお米を中心においた日本食にあることがわかったのです。
欧米人の食事と比べるとわかりやすいのですが、欧米人は肉をかたまりでドカンと食べ、さらに乳製品をたくさんとり、パンや野菜は添えもの程度という食事をしています。
一方日本人の食事は、米から炭水化物を、魚や肉、卵からタンパク質と脂肪を、野菜や海藻からビタミンやミネラルそして食物繊維を摂り、すべての栄養素がとてもいいバランスです。

お米は悪者ではなく肥満を防ぐ為の日本食の中心となる大切な存在なのです。